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くりかえし骨折について

前回に続いて、骨粗しょう症のお話です。

「くりかえし骨折」をご存知ですか?
閉経後の女性は骨粗しょう症によって骨がもろくなり
ちょっとしたことで骨折しやすくなってしまいます。
そして一度骨折してしまうと、
次々と骨折を起こす危険性が高くなります。
この危険性が高くなる要因として
○60歳以上の方
  年齢が高くなるほど、リスクも高くなります
○はじめに背骨を骨折した方
  足の付け根よりも、はじめに背骨を骨折した方でリスクは高くなります
○転倒する可能性のある薬を服用している方
  眠気など、転倒の原因となる可能性がある副作用がある薬を
  服用していると、リスクが高くなります
○骨粗しょう症の他に別の病気ももっている方
  脳血管疾患など、別の病気を併存していると、リスクが高くなります
などがあります。
一度でも骨折の経験がある閉経前後の女性の方は
まずは骨密度を測ることをお勧めします。
そして骨粗しょう症と診断されたなら、お薬で治療を始めること、
そして食事や運動など、生活習慣も並行して見直してゆきましょう。
○カルシウム・ビタミンD・ビタミンKを多く含む食品を心がける
○ウォーキング・片足立ち運動に取り組む
とにかく大事なことは
「骨粗しょう症で増大した骨折リスクを下げて、健全な骨格を維持すること」です。
やっと骨折が治った、と思ったら
また別のところの骨を折ってしまった・・というのはとてもとても辛いです。
そうなる前に思い切って検査・治療を始める、未病という考え方はとても大事なことですね。
分からないこと、疑問に思うことは、何なりとスタッフにお尋ねください。